

一部間違いです。顔のくぼみなどに注入できるものはいろいろありますが、永続性のあるものほど安全性が確認されてないものが多いと思ったほうがよいでしょう。たとえば、昔からあるヒトコラーゲンや最近使われているヒアルロン酸は3〜6ヵ月で吸収されてしまいますが、逆に副作用もあまり起こらない安全性の高いものです。やや永続性のある(顔への)脂肪注入ではその約3割が生着するといわれていますが、その反面、部分的に、しこりになってしまうことがあります。また日本では骨セメント(PMMA)や液体シリコンを注入しているところがあるようですが、こうしたものは永続性がある反面、炎症を起こしたり、化膿した時に取り出せなかったりという問題点があります(このためアメリカではFDAが認可していません)ので、その点十分理解しておくべきですから患者さんにとって大切なのは、治療に臨む前にリスクとび不フィットを天秤にかけてよく考えてみること。本書でも随時ふれていますが、美容外科の治療においては医師と患者の考えていることに誤解が発生しやすいものです。ぜひ患者さんが自ら勉強して正しい知識をつけ、ある程度、理論武装してからクリニックを受診してください。